ベルト30本分の革と材料 を購入し、工房に持ち込んだ。
できあがったサンプル通りに作ってもらいたい。
サイズは、レディース、メンズ、BIG サイズの3タイプを用意するため、ベルトの長さを調べてからケータイに電話して指示を出す約束をした。
しかし、相手の顔が見えない電話での指示は誤解が生じる可能性が高いので、携帯での指示はやめようと思った。明日、工房に行って直接長さを伝えよう。
そこで翌日、工房に着いて見た光景に唖然としました。なんと、工房長の独断でベルトがすでにカットされていたのだ。しかも合計で37本 ( ? ) ある。
…ちょっとまってくれ。この意味を聞かせてくれ、と言った。
すると、
「 ベルトはこの長さが良いと思うよ!」
「 サイズも3タイプ作った。すごくいいだろ? 」
「 革を全部使ったら37本できた。良い革だしきっと売れるよ! 」
などと言って笑っている。決して悪気はないのだ。
僕の心境は、ハッキリ言うと怒りが込み上げていたけど、相手はタイ人、ここは THAILAND。世界からは微笑みの国と称されている。
自分は約2年間タイ人の社長の元で働いて、それ以上の年月をタイで過ごしている。タイで培ってきた経験からすると、ここは怒ってはいけない場面なのだ。
